油彩画/テンペラ・ドローイング・オブジェ
2022.12/14(水) ー1/22(日)
11時ー17時 休廊:祝日除く 月曜日、1/10(火) ※年末年始のお休み12/26(月)−1/4(水)
森の中の一軒家に住んで26年が過ぎました。小さかった周囲の木々は大きく成長し我が家を覆うばかりです。私が個展タイトルに森という字を入れたのも10回を超えました。住みはじめたころは探検、観察の対象だった森が、やがて感じ、夢想し、表現の対象として私の心に深く入りこみ、絵と一体をなすようになりました。私の心情も森に抱かれ森と遊ぶ心境へと変わっていき、鳥や花、うさぎ、イノシシ、池の鯉も私と対等な生き物として素のままに交感しているように思えます。
「やあ,カケスくんジャージャーと今日も元気だねぇ、きれいな羽の色にはうっとりさせられるよ」などとつぶやきながら・・・
小林裕児
小林裕児 Profile
1974年 東京藝術大学大学院修了
1994年 HOPPER HOUSE(アメリカ)個展
1996年 第39回安井賞受賞
2007年 2012、2015、2017、2019年北京ビエンナーレ
2014年 ポーランド国立Lodz美術大学個展
2015年 ピョンチャンビエンナーレ、多摩美術大学教授退任展
2017年 蔵と現代美術展 (株)ヤマトギャラリーホール個展
2019年 渋川市美術館個展
1999年からはライブペインティングを中心に様々な音楽家、
舞踏家、演劇人とのコラボレーションを展開中
一般社団法人春陽会会員、日本美術家連盟委員
展覧会の様子
遊森胎命 182×350cm パネルに綿布をマウント/テンペラ、油彩
風遊び 182×364cm パネルに綿布をマウント/テンペラ、油彩
橋=トラベシア F30 91×72.7cm パネルに綿布をマウント/テンペラ、油彩
遠くを見ている F15 65.2×53cm パネルに綿布をマウント/テンペラ、油彩
何処へ F50 91×116.7cm パネルに綿布をマウント/テンペラ、油彩
出会い−森の中 S8+S8 45.5×91cm パネル/テンペラ、油彩
遥か パネル/テンペラ、油彩
弦月を射る F30 72.7×91cm パネルに綿布をマウント/テンペラ、油彩
月の出を待って 6P 33.3×45.5cm パネル/ドゴンの草ビロード、羊皮紙、エンコスティック
日月合歓の庭 F10 53×45.5cm パネルに綿布をマウント/テンペラ、油彩
森へ F6 41×31.8cm パネル/テンペラ、油彩
「遠くを見ている 2020」
F4変 33.5cm×24.4㎝ パネル/テンペラ、油彩
ある景色の中でII P6 41×27.3cm パネルに綿布をマウント/テンペラ、油彩
月映幻視 F6 41×31.8cm パネルに綿布をマウント/テンペラ
白鳥を連れて F20 72.7×60.6cm パネルに綿布をマウント/テンペラ、油彩
岩の上で茜色の雲を捉えた F6 41×31.8cm パネルに綿布をマウント/テンペラ、油彩
雲と少年 白象磁器25cm 白象磁器額/テンペラ、油彩
遠い日 31×29cm ヨルバ族の占いボードに綿布をマウント/テンペラ、油彩
森のメッセージ 白象磁器25cm 白象磁器額/テンペラ、油彩
グリッド2 17×12cm ミクストメディア
グリッド5 23×18cm ミクストメディア
グリッド3 17×21.5cm ミクストメディア
グリッド 4 22.3×16cm ミクストメディア
過去の展覧会
油彩画/テンペラ・ドローイング・オブジェ
小林裕児の森と動物
2020.12月12日(土) -1月24日(日)
11時―17時 休廊:祝日を除く月曜・1/12(火) ≪12月26日―1月4日は休廊≫
若いころから動物が好きで、犬、猫、ウサギ、山羊、アヒルと何年もともに暮らしました。今は猫だけとなりましたが、絵の中に動物たちはいつも現れてきます。森に囲まれた生活が野鳥たちを呼び込み、私の絵は一層にぎやかになっていくようです。
小林裕児
「出航―午後遅くに」
F30+F30 145.4cm×182cm パネル/テンペラ、油彩
「遠くを見ている 2018」
F25 91cm×116.7cm パネル/テンペラ、油彩
「舟といる」
F20 72.7cm×50cm パネル/テンペラ、油彩
「ある夜行」
F30 91cm×72.7cm パネル/テンペラ、油彩
「白鳥路」
S15 65.2cm×65.2cm パネル/テンペラ、油彩
「蒼き者を連れて」
F12 60.6cm×50cm パネル/テンペラ、油彩
「幻視―合歓の庭エスキースtake2」
63cm×80cm 紙本/ミックストメディア
「その先へ」
F50 91cm×116.7cm パネル/テンペラ、油彩
「知覚の森へ」
173cm×249cm 紙本(故紙)/アクリリック
「船出」
160cm×240cm マンベツ族のタパ/アクリリック
「ある日、午前8時頃森へ」
98.5cm×131㎝ マンベツ族のタパ/アクリリック
「風韻ー合歓の花咲くところ」
F30 91cm×72.7cm パネル/テンペラ、油彩
2018.12月8日(土) -1月20日(日) 11時―17時 祝日を除く月曜休廊
≪12月27日―1月4日は休廊≫
※12月15日(土) はイベントのため、一般の見学は14時で終了します。
小林裕児と森
森の出口近くはポッと明るく見え、木々の間から人里の匂いや、犬の鳴き声、
遠く電車の響きが聞こえて不思議な幻想を浮かび上がらせます。
一人森を歩くのは異界の中を行く緊張があり、出口を見た時に、ふっとそれがほぐれるからでしょうか、
さっき森に入ったばかりなのに何年も前の事のように全てが懐かしくまた新鮮に見えるのです。
小林裕児
■期日:12月15日(土) 15時開演
■会場:山の上ギャラリー
一部 ライブペインティング
出演 小林裕児(即興によるペインティング)
田嶋真佐雄(即興によるコントラバス演奏)
笠井里美(詩のリーデイング)
二部 小林裕児作品「帰去来」の物語
出演 田嶋真佐雄(作曲作品によるコントラバス演奏)
笠井里美(詩と物語のリーデイング)
絵画「帰去来」は中国の詩人陶淵明の詩からとったものです。官職を辞して故郷へ帰る詩人の気持と私自身の経験をかさねて題名としました。しかし絵は微妙に動きだし、あらぬ世界へと向かって物語を創りだしていくようです。いったいどんな物語が潜んでいるのかコントラバスの田嶋さんが作曲し、女優の笠井さんが語る二人のパフォーマンスで「帰去来」に秘められた物語をぜひお楽しみください。
■会費 3.500円(お飲物、お菓子付)
■要予約 045-852-8855
<出演者プロフィール>
●笠井里美(女優)
俳優座研究所を経て、劇団ひょっとこ乱舞(現アマヤドリ) に所属し、2006 年「水」以降ほぼすべての作品に出演。また、同劇団の 群舞シーンの振付、構成を担当。2017年12月に退団。2009 年 国分寺大人倶楽部「グロテスク」にて佐藤佐吉演劇祭 優秀助演女優賞受賞。所属劇団や客演先劇団の地方公演多数出演。東京デスロック、第七劇場では韓国での海外公演も経験。その他、自主制作映画へ出演するなど、映像業界での活動も精力的に取り組んでいる。
●田嶋真佐雄(コントラバス奏者)
17歳よりコントラバスを始める。その後、音楽大学に進学し、クラシックを専攻する傍らジャズの活動を開始する。現在は、ボーカリストLUNAとのデュオユニット「◯」(まる)を主宰する他、齋藤徹(bs),
板倉克行(p),レオナ(tap),仁詩(bn), 西田けんたろう(vn),平山満(ts)らのグループに参加
している。 ISB(国際ベーシスト協会)会員。
イベントの様子
手打ちそば、懐石料理、炭焼きステーキ、しゃぶしゃぶを中心とした日本料理のお食事処「九つ井」へようこそ。